Reason » Recording » Matrix

Matrix
70年代風のモジュラーシンセや、ラックの細かい部分まで何でもコントロールできるアナログスタイルのシーケンサーに興味があるなら、Matrixをオススメします。

Matrixは1パターンにつき最大32ステップまでプログラミングできるアナログスタイルのシーケンサーで、ReBirthのようなシーケンスをReasonで可能にします。MatrixにはReDrumと同じく32パターンあり、シーケンサーで設定されている拍子とは無関係に、それぞれの尺を個別に変更できます。例えば4/4のソングで、16分音符ステップで5ステップのパターンを再生した場合、5小節ごとに元の開始点からリピートします(計算機は必要なし。計算方法は後述参照)。

”Resolution”(解像度)セレクターは、2分音符から128分音符の間でパターンの再生を決定します。再生解像度はメインシーケンサーとはまったく独立しているため、シーケンサーを再生しながら解像度を変更して結果を比べることができます。

プログラミングインターフェース

Matrixはモノフォニックモードのインストゥルメントとの使用に最も適しているため、モノフォニックシーケンサーとして捉えることもできます。ディスプレイには32のステップが表示され、左側の小さなキーボードのグラフィックは演奏されるノートを示します。ノートを設定するには、マウスをノートディスプレイの中で動かします。キーボードのグラフィックの左側にあるスイッチで、プログラミングインターフェースに表示されているオクターブ範囲を変えられます(5オクターブ移動可能)。ディスプレイの下部では、ベロシティー値をマウスで変更できます。

タイ

満足いくノートパターンができたら、次にタイを設定します。オクターブセレクターの下の”Tie”ボタンをオンにして、ベロシティーレーンでタイを書き込みます。ただし、タイが機能するには音源がモノモード(モノ+レガートモードがベスト)である必要があります。

パターンは半音単位で上下に、またステップ単位で左右に移動できます。またReBirthとReDrumと同様、パターンのノートを無作為に並べ替える「ランダムに入れ替える」オプションや、さらに劇的な変化が得られる「ランダム生成」オプションがあります。

接続と複雑なLFO

フロントパネルは以上のとおりです。次にバックパネルの接続を見てみましょう。

CVとゲート出力を音源デバイスに接続することで、Matrixはノートをトリガーし、音程を制御します。3つ目の出力である”Curve"(カーブ)はCV信号を送信し、この例ではフィルターカットオフに接続してあります。またさらに”Bipolar/Unipolar”(バイポーラー/ユニポーラー)スイッチが備わっています(下記参照)。

ではMatrixのフロントパネルに戻って、ロゴマークの右側にある”Curves/Keys”(カーブ/キー)スイッチに注目してください。カーブを選択すると、ノートとベロシティーのプログラミングに変更はありませんが、ディスプレイの中で自由にCVカーブを描くことができるようになります。パターンを聞けば、フィルターがカーブに従って開いていくのが分かります。フィルターを閉じたい場合もあるでしょう。

もちろんMatrixで複雑なLFOを作って、リバーブディケイ、オシレーターモジュレーション、パンなどを制御することもできます。また通常の演奏では不可能なリズミカルなシンセコントロールが可能になります。

計算機不要

Matrixはまず第一に、フル機能のシーケンサーではない環境で、様々なアイデアを試してみるデバイスです。パターンの「入れ替え」機能を使ったり、タイを書き込むことで何か面白いことが起こります。

パターンが出来上がったら、シーケンサーへ転送して音源をトリガーしたり、さらに手を加えたりできます。シーケンサーでは、各パターンは明確にグループに分けられています。そのため、5ステップのパターンの始点がどこでビート1に合わさるか一目瞭然です。これが計算機が不要な理由です。

CVカーブとPulverizer 3:33

カスタムAlligatorパターン 7:13

Matrixとは何か?